13日にちの参議院さんぎいん予算よさん委員いいん会かいで公明党こうめいとうの西田にしだ参議院さんぎいん会長かいちょうは岸田きしだ総理そうり大臣だいじんに対にたいし、次期じき戦闘せんとう機きの第三国だいさんごくへの輸出ゆしゅつを認みとめるかどうかをめぐり「これまで日本にっぽんがとってきた安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくの重大じゅうだいな変更へんこうだ。なぜ方針ほうしんを変更へんこうするに至いたったのか、なぜ輸出ゆしゅつする必要ひつようがあるのかについて、新あらたな閣議かくぎ決定けっていを行おこなうべきではないか」と求もとめました。

これに対にたいし岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「第三国だいさんごく移転いてんの必要ひつよう性せいの認識にんしきが変化へんかした点てんに鑑かんがみ、改あらためて政府せいふ方針ほうしんを閣議かくぎ決定けっていする。さらに将来しょうらい、実際じっさいに移転いてんする際さいも個別こべつの案件あんけんごとに閣議かくぎ決定けっていを行おこない、いわば二に重じゅうの閣議かくぎ決定けっていによる、より厳格げんかくなプロセスを経へることを考かんがえている」と述のべました。

また歯止はどめとして

◇対象たいしょうを次期じき戦闘せんとう機きに限かぎるほか

◇輸出ゆしゅつ先さきを日本にっぽんが防衛ぼうえい装備そうび品ひんの輸出ゆしゅつなどに関にかんする協定きょうていを結むすんでいる国くにに絞しぼり

◇戦闘せんとうが行おこなわれている国くにには輸出ゆしゅつしない考かんがえを明あきらかにしました。

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「3つの限定げんていと、二に重じゅうの閣議かくぎ決定けっていにより厳格げんかくな決定けっていプロセスを経へることで、平和へいわ国家こっかとしての基本きほん理念りねんを堅持けんじすることをより明確めいかくな形かたちで示しめすことができると考かんがえる。そのうえで国民こくみんの皆様みなさまの一層いっそうのご理解りかいを得えることが重要じゅうようで、国会こっかいにおける質疑しつぎを含ふくめ丁寧ていねいに説明せつめいをしていきたい」と述のべました。

公明こうめい 高木たかぎ政調せいちょう会長かいちょう「答弁とうべんを評価ひょうか 厳格げんかくになる」

公明党こうめいとうの高木たかぎ政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは記者きしゃ会見かいけんで「岸田きしだ総理そうり大臣だいじんはわが党とうが求もとめた歯止はどめについて、国会こっかいで明確めいかくに丁寧ていねいに答こたえていただいたと評価ひょうかしている。閣議かくぎ決定けっていをするのであれば、閣僚かくりょうすべてが決定けっていに参加さんかをするうえ、与党よとうの協議きょうぎも必要ひつようになり、厳格げんかくになる」と述のべました。

そして15日にち、自民党じみんとうの渡海とかい政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうと行おこなう協議きょうぎで合意ごういできるよう、党内とうないの意見いけん集約しゅうやくを図はかる考かんがえを示しめしました。